屋内の防音を考える場合には、「防音ボックス」という選択肢があります。こちらのページでは、防音ボックスの効果やメリット・デメリットについてご紹介していきます。また、どのような場合にボックスを設置すると良いのかといった情報もまとめていますので、防音ボックスについて調べている方や、情報が欲しいと考えている方はぜひこちらの内容を参考にしてみてください。
防音ボックスとは、その名の通り「防音性能を持った箱」のことです。
例えば機械の音や声、楽器の音、周囲の騒音などを遮断、吸収できます。様々なタイプがあり、部屋のような形をしたタイプや、デスクの上に置いて使えるようなコンパクトなタイプなどがありますので、利用目的によって選べます。
防音ボックスを使うことによって家で楽器演奏などが可能になるなど外への音漏れを軽減できるほか、外からの音を遮断するといった効果もありますので、家でテレワークをする際にも集中できるといったメリットがあります。
防音ボックスは種類によって、どれだけの防音効果が得られるかが異なります。例えば部屋の中で楽器を演奏したい場合などには中に入って演奏できるスペースタイプのものがおすすめです。
様々な防音ボックスがありますが、中には「-30dB」といったように高い遮音性を発揮するものもありますので、なぜ防音ボックスが必要なのか、そしてどの程度の防音性能を希望するかといったことによって、どの製品を利用するのかを検討すると良いでしょう。
防音ボックスは自分で制作して設置することもできます。その場合、まずはどの程度の大きさの防音ボックスを作るかを決める必要がありますが、箱型の防音ボックスをつくるといったケースを考えてみます。
必要なものは、箱を作るための合板や接着剤、箱の中に貼り付ける吸音スポンジ、スポンジを固定するためのスプレーのりやタッカー、隙間を埋めるための隙間テープなどが必要になります。
さらに音は振動によっても伝わるため、防音ボックスの下に振動を抑えるためのスポンジを設置するとさらに防音効果を高められるでしょう。
どの程度の大きさ・性能の防音ボックスを作成するかといった点によって必要な費用は異なりますが、例えば横800×奥行き400×高さ700mmほどの箱型の防音ボックスを作成する場合には、1万円程度あれば作成が可能です。ただし、合板の厚みや吸音スポンジの種類などをこだわる場合には、費用が高くなってくるため、予算と性能を比べながらどのような防音ボックスを作成するかを検討することをおすすめします。
部屋の防音を考えた時に、工事よりも手軽に設置できる防音ボックスについてご紹介してきました。さまざまな種類がありますので、どのような防音効果を希望するかによってどういったボックスを設置するか選択するとよいでしょう。
ただし、部屋の中で演奏ができるような大きなボックスを検討するなど、しっかりとした防音対策を行いたい、という希望があれば、専門家である防音材メーカーに設置依頼を行うことがおすすめです。こちらのサイトでは、防音効果の高い防音メーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
防音力の高い防音材メーカーをお探しの方へおすすめ!①防音材の品質で第三者機関から受賞されている、②対応できる周波数や騒音レベルの数値測定をし、それを公表している、という2つの基準から、防音材メーカー3社を厳選しました。それぞれ、得意な建物別に分類してご紹介します。
【選定基準】
2021年12月16日(木)時点、Google検索で「防音材 メーカー」で上位表示していた52社から、「防音材の品質について受賞歴(※)」があり、「対応できる周波数や騒音レベルの数値測定を公表」しているメーカーの中から選定。
「受賞歴」「数値測定を公表」しているメーカーの中ではそれぞれ…
・静科:19つのラインナップを揃え、一番製品のバリエーションが多く、対応範囲が広い
・ユニックス:大型公共施設の事例掲載が最多(2021年12月16日(木)時点)
・日鉄神鋼建材:道路・鉄道に特化した防音材のラインナップ
(※)防音材の品質で第三者機関から受賞されている(デザイン受賞は除く)