サーバーの音は意外に大きく、およそ60dbに達すると言われています。もちろん利用環境によって異なりますが、決して無視できないレベルでしょう。場合によっては業務に支障をきたし、従業員のストレス源になってしまう可能性もあります。
参照元:イナバインターナショナル公式HP(https://www.inaba-inter.co.jp/solutions/73/)
SVプルーフを使用してサーバーの騒音を低減させた事例です。オフィスに設置してあるサーバーラックの内側に、SVプルーフを両面テープで貼り付け。これによってファンの音や振動音、キーンという高い騒音を低減させることに成功しました。なお、実際に行う際は、サーバーに熱がこもらないよう、風の通り道を確保する必要があります。
参照元:防音防振ネット!公式HP(https://bouon-boushin.net/case/4991/)
サーバールームの壁に布製のパネルを設置し、騒音を低減させた事例です。オフィスにサーバーを設置したようですが、従業員は長年サーバーの大きな騒音に耐えながら業務をこなしていました。しかし、社内のコミュニケーションに支障が生じていたそうです。その後、新任の上司が騒音に耐えられなくなったため騒音対策を実施することに。費用対効果も踏まえつつ布製のパネルを設置した結果、大幅な騒音の低減に成功しています。一方、室温の上昇は抑えられたそうです。
参照元」VERY-Q(ベリーク)公式HP(https://very-q.jp/case/server_room/)
組み立て式の防音室を設置し、サーバーの騒音を低減させた事例です。早稲田大学理工学部では、サーバーの騒音に悩まされていたそうです。そこで騒音対策を実施した結果、静かに研究ができるようになったとのこと。こちらの防音室は0.8帖ほどのサイズのため、場所をあまり取らないのもポイントといえます。
参照元:サイレントデザイン公式HP(https://www.silent-design.jp/pc-noizu.html)
サーバーは騒音対策が不可欠ですが、排熱も対策する必要があります。適切に排熱できないと、サーバーの不具合・トラブルの増加が起こりかねません。個別空調を導入したり、ルームインルームで冷やしたりと、サーバーに熱がこもらないようにしっかり対策しましょう。
もしオフィスなどにサーバーを設置しているのであれば、必ず騒音対策を行いましょう。使用環境によっては、業務に影響してしまうおそれがあります。SVプルーフなどの防音材でサーバーラックを囲むか、サーバールームに防音材を取り付けるのがよいでしょう。防音室も検討の余地があります。
サーバーの騒音対策を行うなら、業者に依頼することがおすすめです。プロの視点から適切な提案をしてくれますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
防音力の高い防音材メーカーをお探しの方へおすすめ!①防音材の品質で第三者機関から受賞されている、②対応できる周波数や騒音レベルの数値測定をし、それを公表している、という2つの基準から、防音材メーカー3社を厳選しました。それぞれ、得意な建物別に分類してご紹介します。
【選定基準】
2021年12月16日(木)時点、Google検索で「防音材 メーカー」で上位表示していた52社から、「防音材の品質について受賞歴(※)」があり、「対応できる周波数や騒音レベルの数値測定を公表」しているメーカーの中から選定。
「受賞歴」「数値測定を公表」しているメーカーの中ではそれぞれ…
・静科:19つのラインナップを揃え、一番製品のバリエーションが多く、対応範囲が広い
・ユニックス:大型公共施設の事例掲載が最多(2021年12月16日(木)時点)
・日鉄神鋼建材:道路・鉄道に特化した防音材のラインナップ
(※)防音材の品質で第三者機関から受賞されている(デザイン受賞は除く)